ライムのテリー・サイ社長㊨は「近距離移動のモビリティー市場は世界的に拡大する」と語った(6日、東京都渋谷区)

電動キックボードのシェアリングサービスを手掛けるLime(ライム、東京・港)は6日、国内での車両数を2026年3月までに2万台と現状の100倍に増やすと発表した。サービスの提供エリアは25年3月までに横浜や大宮など関東の主要都市、25年中には大阪や名古屋などに順次拡大する。

同日の記者会見でテリー・サイ社長は「近距離移動のモビリティー市場は世界的に拡大する。32年の国内市場は24年比で16%増となる」と語った。民間遊休地の活用で設置拠点を増やし、車両数を「30年末までに6万台にする」との構想も示した。

ライムを展開する米ニュートロン・ホールディングスは17年創業。電動キックボードのシェアリングサービスの世界最大手だ。筆頭株主は米ウーバー・テクノロジーズで、グーグル・ベンチャーズも出資している。

日本には8月中旬に参入し、東京都内の渋谷区など6区に40カ所以上の利用拠点を設けている。立ちながら走行する電動キックボードと、座りながらでも使える電動シートボードの2種類を展開する。

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