自動車部品大手の独ボッシュの日本法人は6日、横浜市都筑区に建てた新本社の竣工式を開いた。自動車の電動化や自動化など最先端技術の開発に向け、各所に散らばっていたテスト設備などを集約する。同区内にある自社研究開発施設と連携を密にして開発スピードを高める。
新本社は地上7階、地下2階建てで約2000人の従業員が勤務する。「横浜事務所」と合わせると、都筑区内では日本の同グループ全体の4割以上の従業員が働くことになる。日本法人のクラウス・メーダー社長は「自動車の複雑化により研究開発のスピード感が重視される。一堂に会して議論し、効率化・迅速化を図る」と意気込んだ。
新本社にはコンサートホールを備える都筑区民文化センターを併設した。愛称は「ボッシュ ホール」。開館は2025年3月を予定しており、イベントの連携などを通して公民一体で地域を活性化させる。
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