土砂が流入したJR北海道石勝線の川端―新夕張間の線路(8月31日、JR北海道提供)=共同

JR北海道は2日、大雨による線路への土砂流入で8月31日から運休が続いている札幌―釧路間の特急列車などについて、9月4日夕方からの運転再開を目指して復旧作業を進めていると明らかにした。バスによる代行輸送は必要な車両確保の見込みが立たず実施していない。

石勝線の川端―新夕張間には、大雨で線路に大量の土砂が流入。この影響で追分―新得間の運転見合わせが続いており、同区間を走る札幌―釧路間の特急「おおぞら」と、札幌―帯広間の特急「とかち」は全区間運休となっている。復旧作業が続いているものの、JR北は既に3日までの運転見合わせを決めている。

4日の運転計画は復旧作業の進捗を確認した上で3日に改めて公表する。

JR北は運転見合わせに伴う代行輸送を実施していない。北海道バス(札幌市)などが運行する札幌―帯広間や札幌―釧路間の都市間バスは満席となる便も出るなど、地域間移動が混雑している。

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