販売代理店の管理システムを提供するパートナーサクセス(東京・港)はベンチャーキャピタル(VC)などを引受先とする第三者割当増資で2億8200万円を調達した。新サービス開発や人材採用に充てる。商品・サービスを持つメーカー企業が取引実績などを基に最適な代理店を探索できる新機能を11月に投入する。
SBIインベストメント、グローバル・ブレインなどVC7社と個人投資家が引き受けた。これとは別にあおぞら企業投資を引受先とする新株予約権付社債で1億円を調達した。
パートナーサクセスは代理店の管理や情報提供、コミュニケーションを一元管理するクラウドサービス「PartnerSuccess」を手掛ける。事務機器、システム開発、人材、通信などの業界で導入が進んでおり、直近の登録企業数は約6000社と2年前の10倍に増えている。
今後は代理店を管理するだけでなく、メーカー側が最適な代理店を見つけやすくするマッチング機能を投入し、利便性を高める。契約手続きもクラウドで提供し、メーカー側の事務負担を減らすほか、特定分野で販売力を持つ地域の中小企業を発掘しやすくする。登録企業数を2年後をめどに10万社に引き上げることを目指す。
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