日本KFCホールディングスは上場廃止前最後の連結決算を発表した

日本KFCホールディングスが13日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比33%減の3億5700万円だった。「ケンタッキーフライドチキン」で23年10月に主力商品を値上げした影響で客数が減少し、既存店売上高は1.4%減だった。同社は9月に上場廃止となる予定で、今回が最後の決算発表となる。

売上高は2%減の238億円、営業利益は73%減の2億2000万円だった。既存店の客数は9.3%減で、23年10月に「オリジナルチキン」やバーガーなど全体の約9割の商品を値上げした影響に加え、24年4月にアプリを刷新した際にログインできないなどの不具合が発生して販促活動も滞った。広告宣伝費や宅配の業務委託費などが増加し販管費が膨らんだ。

日本KFCは7月10日、米投資ファンドのカーライル・グループによるTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。8月29日に開く臨時株主総会などを経て、9月18日に東証スタンダード市場を上場廃止となる予定だ。

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