アストロスケールのデブリ除去衛星「アドラスジェイ」=アストロスケール提供

アストロスケールホールディングス(HD)は13日、英子会社が欧州エアバスと協業を検討すると発表した。軌道上でのスペースデブリ(宇宙ゴミ)除去などで協力できるか模索する。人工衛星の運用できる年数を延長させるなど持続可能な宇宙環境の実現を目指す。

英子会社がエアバスと協業の検討に関する覚書を締結した。主にアストロスケールがデブリ捕獲用のエアバスのロボットアームを取り入れる可能性など、デブリ除去の画期的な方法を模索する。運用中の人工衛星に対する維持・管理技術を高めることで、運用可能年数を延ばしデブリとなる衛星の数を減らす。

デブリは平均速度秒速7〜8キロメートルで宇宙空間を飛び回っているとされる。アストロスケールは軌道上でデブリに接近する技術に強みがある。エアバスは衛星開発の豊富な経験を持ち、効率的な宇宙開発につなげる。

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