食品セグメントは新工場関係のコスト増で減益だった

明治ホールディングスが9日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比20%増の139億円だった。新型コロナウイルスの影響が和らいで病院の手術量が増え、抗菌薬などの販売が増加。医薬品事業が大幅な増益となり、食品事業の減益を補った。

全体の売上高は6%増の2787億円、営業利益は5%増の204億円だった。事業別では医薬品事業の営業利益が74億円と61%増えた。術前術後の管理に使う抗菌薬「スルバシリン」や「タゾピペ」の販売が伸びた。薬価改定も利益を押し上げた。

食品事業の営業利益は11%減の135億円だった。中国で牛乳などを手がける新工場関連の減価償却費や稼働コストが増えた。

25年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比5%増の1兆1590億円、純利益は1%減の500億円を見込む。

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