日産化学富山工場(富山市)

日産化学が9日発表した2024年4〜6月期連結決算は、純利益が前年同期比5%減の115億円だった。尿素などの出荷が減ったほか、高コレステロール血症治療に使う原薬の販売が振るわなかった。

売上高は7%増の586億円だった。先端品を中心に半導体市況が回復し、露光工程で使われるコーティング材や多層材料などの販売数量が増えた。一方で半導体関連などの分野で固定費負担が増し、営業利益は4%減の144億円だった。

25年3月期の従来予想は据え置いた。売上高が前期比3%増の2341億円、純利益は1%増の384億円を見込む。

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