バルミューダは8日、2024年12月期の連結最終損益が5000万円の黒字(前期は20億円の赤字)になる見通しだと発表した。従来予想から5000万円下方修正した。為替が期初の想定より円安・ドル高となり利益を圧迫する。
売上高は前期比2%減の128億円と従来予想から4億円下振れする。家電など耐久消費財の販売回復が遅れていることが響く。営業利益も3000万円と従来予想に比べ1億2000万円減る見通しだ。23年度に携帯端末事業からの撤退で特別損失を計上するなど最終損益が20億円の赤字となったことを受けて、人員削減や製造コスト低減、製品の値上げを進めたが、為替の変動による下押しを補えない見込み。
同日発表した24年1〜6月の連結決算は、売上高が前年同期比10%増の63億円、最終損益は3100万円の黒字(前年同期は13億円の赤字)だった。既存製品の値上げや新製品の投入で黒字に転じた。
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