企業情報管理サービスのSansanは、個人向け名刺管理アプリ「Eight（エイト）」の新機能で、カード型のデジタル名刺「My Eight Card」の提供を始めると発表した。カードに近距離無線通信（NFC）チップを内蔵し、スマートフォンにかざすと名刺情報を交換できる。紙の名刺を持ち歩かなくても個人にひも付く情報の交換が可能だ。商談や対面イベントなど名刺切れが頻発する場での需要を見込む。
カードをスマホの上部にかざすと、エイトのアプリ上に名前や電話番号などの名刺情報が保存される。名刺を交換する相手がエイトを利用していない場合は、スマートフォンの連絡先に保存される。アプリ上でプロフィル情報を更新するとカード内の情報も自動で更新されるようにした。
まず、Sansanなどが5月に開催するビジネスイベント「Climbers 2024」の来場者に1万枚配布する。今後もイベントの来場者に配布するほか、一般向けに販売することも検討している。エイトのユーザー数は足元で約350万人。新機能の追加でアプリの利用者増に弾みをつける。
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