堀場製作所が8日発表した2024年1〜6月期の連結営業利益は、前年同期比4%増の186億円だった。1〜6月期としては過去最高となった。売上高も9%増の1427億円と最高を更新した。人工知能(AI)関連など先端半導体の製造装置向け部品の販売が好調だった。
純利益は31%減の131億円。前年同期に英国の子会社の株式売却益を約60億円計上した反動で減益となった。
同日京都市内で会見した足立正之社長は「AIや一部メモリ関連の半導体製造装置向けの部品需要が強い」と話した。半導体製造装置に使うのはガス流量の制御する「マスフローコントローラー」とよばれる機器などで、中国での販売も好調だった。半導体部門の営業利益は8%増の202億円、売上高は2%増の572億円となった。
排ガス測定装置などを含む自動車部門や、医療機関向けの検査装置などの医療用部門の収益は悪化した。水素関連の投資増などが重荷となった。
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