NOT A HOTELは55億円を調達した(販売している瀬戸内海の別荘)

国内のスタートアップが7月19〜25日までに発表した主な資金調達をまとめました。各社の資金調達に関する記事やこれまでの関連記事を取り上げます。

レブコム 15億8000万円

電話商談の解析システムを手掛けるRevComm(レブコム、東京・渋谷)は、ベンチャーキャピタル(VC)など5社を割当先とする新株予約権と融資で15億8000万円を調達したと発表しました。人工知能(AI)を活用した新機能の開発やセキュリティー機能の強化などに充てます。

レブコム、7.8億円調達 AIで会議を要約する新機能

アジアンブリッジ 9億7000万円

海外電子商取引(EC)支援のアジアンブリッジ(東京・千代田)は、エアトリや個人投資家などを引受先とした第三者割当増資で9億7000万円を調達したと発表しました。海外進出する日本企業へのサービスの拡充や新たな海外拠点の立ち上げを行います。

京都フュージョニアリング 10億7000万円

核融合スタートアップの京都フュージョニアリング(東京・千代田)は、米国のVCのインキュテルやニチコン、丸紅などを引受先とした第三者割当増資で10億7000万円を調達したと発表しました。インキュテルの設立母体は米中央情報局(CIA)で、日本企業への出資は初めてとなります。

京都フュージョ、核融合炉に燃料を効率供給 設備開発へ

NOT A HOTEL 55億円

別荘兼ホテル運営のNOT A HOTEL(ノットアホテル、東京・渋谷)は個人投資家を引受先とする第三者割当増資などで約55億円を調達したと発表しました。調達資金でシェア別荘の拠点数を増やすほか、海外向けの販売を広げます。

NOT A HOTEL、55億円調達 シェア別荘の拠点数拡大

ぴんぴんきらり 1億5000万円

シニアの女性が家事などを支援するサービスを手がけるぴんぴんきらり(東京・品川)はユナイテッドや個人投資家などを引受先とした第三者割当増資で約1億5000万円を調達したと発表しました。シニア女性に加えて男性向け就業支援も展開し、事業を強化していきます。

Domuz 3億円

観葉植物や花の通販サイト「AND PLANTS」を運営するDomuz(ドムズ、川崎市)は、ギフティやVCの千葉道場ファンドなどを引受先とした第三者割当増資で3億円を調達したと発表しました。取扱商品の拡充に加え、年内に本格的に始める法人向けの卸売り事業の運営資金に充てます。

Domuz、第三者割当増資で3億円調達 植物の卸売りに

Sales Marker 15億1000万円

営業支援システムを手掛けるスタートアップのSales Marker(セールスマーカー、東京・港)はオリックス子会社のVCと金融機関からの借り入れをあわせて15億1000万円調達したと発表しました。オリックスと業務提携を結び、オリックスの顧客にシステムを提案していきます。

セールスマーカー、オリックスが出資 取引先の営業支援

羅針盤 2億8000万円

訪日外国人向けに特化した事業を手掛ける羅針盤(東京・中央)はミダスキャピタルやオリエンタルランドのCVCなどを割当先とした第三者割当増資で約2億8000万円を調達したと発表しました。着物レンタルブランドの店舗拡大やソフトウエアへの投資、採用に資金を充てる予定です。

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