セブン&アイ・ホールディングス(HD)傘下の総合スーパー、イトーヨーカ堂が春日部店(埼玉県春日部市)を11月24日に閉店することが26日分かった。ヨーカ堂が進める店舗構造改革の一環で首都圏でも閉店を進める。同店は人気漫画・アニメ「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパー「サトーココノカドー」のモデルとなったことでも知られる。
イトーヨーカドー春日部店は1972年に開業した同地域の有力スーパーだ。96年に現在の場所に移転した。2017年には春日部市を舞台とするクレヨンしんちゃんの25周年を記念して、同店の屋上看板の一部を作中に登場するサトーココノカドーのロゴに切り替えたり、関連商品を販売したりするなどのコラボ企画を実施した。
ヨーカ堂は業績不振を受けて構造改革を進めている。2月には北海道や東北、信越地方から撤退すると発表。首都圏でも運営効率化を一段と進めている。川越店(埼玉県川越市)は7月中に閉じる。旗艦店の津田沼店(千葉県習志野市)や柏店(千葉県柏市)なども順次閉店する予定だ。
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