KDDIは22日、JTOWERと通信インフラの効率的な維持管理に向けた協議を開始すると発表した。JTOWERが保有する鉄塔をKDDIが借りることで、インフラ設備の維持費用を抑えながら通信環境を保つことを想定する。設備の老朽化が進んでおり、安定的な運用と管理コスト抑制の両立が課題となっている。
JTOWERは携帯電話事業者などに通信設備を貸し出す事業を手掛けており、KDDIとは2021年に資本業務提携している。今回、持続可能な通信インフラの構築をめざした共同検討に関して覚書を交わした。
屋外の鉄塔は設備更改に伴う補修・建て替え費用なども考慮しながら、中長期視点で設備の整理統合を検討する。屋内でも設備更改の時期を迎えたKDDIの基地局を、JTOWERのシェアリング設備に置き換えることを検討する。KDDIはJTOWERに設備使用料を支払う。
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