ニコンの徳成旨亮社長がインタビューに応じ、主力のカメラ事業に関して「近年は動画性能が求められる」と述べ、今春に買収した米映画用カメラ会社の動画技術を取り入れてシェア拡大を目指す考えを示した。最近の販売動向については「レンズ交換式に回復の兆しが見える」と手応えを口にした。地域別には、「中国が欧州と同等まで伸び、伸び率は南アジアなどの新興国が大きい」と説明した。

同社やキヤノンが手掛ける半導体露光装置は、回路をシリコン板に焼き付ける産業用機械。全国各地で半導体工場の新設計画が相次いでいるのは追い風で、徳成氏は「ビジネスチャンスはある」と販売拡大に意欲を示した。

インタビューに答えるニコンの徳成旨亮社長=2日、東京都港区

ミラーレスカメラを手にするニコンの徳成旨亮社長=2日、東京都港区

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