フジクラは自動車やFPC事業の業績回復で財務体質を改善した

格付投資情報センター(R&I)は22日、フジクラの発行体格付けを「シングルAマイナス」から「シングルA」に1段階引き上げたと発表した。自動車事業やフレキシブルプリント配線板事業(FPC)の業績回復を評価した。フジクラは2024年3月期に過去最高益を更新した。

財務基盤の改善についても評価した。有利子負債を営業キャッシュフローで除した「債務償還年数」や自己資本比率が改善した。有利子負債は24年3月末に1776億円と前の期比で8%減った。R&Iは「今後成長投資が増える見込みだが、財務の健全性確保を方針に掲げており、大きく悪化する可能性は低い」とみる。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。