「DASH 8-400」は日本各地で使われている

ANAホールディングス(HD)は22日、カナダの航空機メーカー、デ・ハビランド・カナダから小型のプロペラ機を7機購入すると発表した。いずれも中古機で2025年から国内線に順次導入する。購入額は非公表。ANAHDは地方の航空路線網でプロペラ機を多く運航するが、現行機材の退役時期が近づき、追加調達を決めた。

22日に英国で開幕する世界最大級の航空ショー、ファンボロー航空ショーでANAHDとデ・ハビランドが購入契約を結ぶ。

ANAHDが購入するのは「DASH 8-400」という座席数74席の小型機。ANAHDは03年に初就航させて以来、伊丹空港や中部国際空港を発着する四国路線や北海道内便、本土と離島を結ぶ便など日本各地で使用している。24年3月時点で所有機数は24機となる。

航空機は設計上の上限飛行回数が決まっており25年ほどで退役することが多い。ANAHDでも保有するDASH 8-400が今後退役を迎えることが課題だった。デ・ハビランドはすでに同機の新造を止めており、ANAHDはデ・ハビランドが品質保証をした認定中古機を調達する。

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