住友ゴム工業の新タイヤ「シンクロウェザー」は大谷翔平選手を広告塔に起用する

住友ゴム工業は22日、路面の状況に合わせて軟らかさが変わる独自開発の「アクティブトレッド」技術を初めて搭載したオールシーズン(全季節用)タイヤを10月1日に発売すると発表した。夏タイヤと冬タイヤの両方の強みをいかす「二刀流」として、大谷翔平選手と契約を結んでテレビCMなどを展開することも併せて発表した。

商品名は「シンクロウェザー」で、10月に40サイズを発売し、順次ラインアップを拡充する。住友ゴムはこれまで多くをオープン価格で販売していたが、今回はメーカー希望小売価格を導入する。15インチの代表的な製品で、1本の税込み価格は2万6730円と、ダンロップブランドの中でも最も高い価格帯にする。

アクティブトレッドは特殊な素材をゴムに混ぜ、雨天や低温ではタイヤが軟らかく、晴天や高温の環境では硬さが戻るようにした住友ゴムの独自開発技術だ。22日に東京都内で記者会見した山本悟社長は「現在販売しているオールシーズンタイヤの後継品ではなく、新ジャンルとして発売する」と強調した。

23日から大谷選手と特殊メイクなどでベーブ・ルース選手に扮(ふん)した男性が時空を超えて「共演」するCMなどを展開する。また、新製品の投入に合わせて、認定試験に合格した販売店だけで取り扱う販売店認定制を導入する。国内では直営のダンロップ店舗、数百店から取り扱いを始め、認定店に広げる。北米や欧州でも今後、販売したい考えだ。

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