KDDIアジャイル開発センターは仙台市にオフィスを開設すると表明した(22日、仙台市)

KDDIのグループ会社で、ソフトウエア開発を手掛けるKDDIアジャイル開発センター(東京・港)は22日、仙台市に事業所を新設すると発表した。立地表明書を同市の郡和子市長に提出した。8月に仙台オフィスを開設して、3年間で約10人の採用を計画している。

同社は2週間ほどの短期間で検証と改善を繰り返す「アジャイル型開発」という手法でアプリの開発、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略を支援している。仙台オフィスは東北では23年に開業した秋田に次ぐ拠点で、全国では9カ所目。

木暮圭一社長は「仙台市内のDXや地域経済の活性化を推進したい。東北地方で仙台を中心にエンジニア市場の創出もめざしたい」と述べた。

郡市長は「仙台市のデジタル化を加速させる上で、企業だけでなく市民にとっても心強い。最先端の技術を学べることから、大学を卒業した学生が仙台市に定住するきっかけとしても期待している」と話した。

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