政府・日銀が12日夜の外国為替市場で、円買い・ドル売りの為替介入を実施していた可能性が高いことが16日、分かった。日銀統計に基づく市場関係者の推計によると、介入額は2兆円規模。11日夜にも3兆~4兆円規模での介入があったとみられている。投機的な円売りに対抗するため、介入の有無を直ちに公表しない「覆面介入」が連夜、海外市場で実施されたもようだ。
16日の東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=158円台前半に上昇。輸入企業による円売り・ドル買いが入ったものの、「介入警戒感から円の下値を試す動きは限定的」(外為仲介業者)となった。午後5時現在は158円48~51銭と前週末比72銭の円高・ドル安。
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