2〜3月の実証調査で運行した小型自動運転バス

高松市は2025年度以降に、JR屋島駅と屋島山上間でオペレーターが乗務しない「レベル4」の自動運転バスの実証調査を行う。安全性や課題を分析して正式導入へ準備する。運転手不足などに先端技術で対応する。

約25人乗りの中型バスをレベル4の自動運転で運行する。現在はことでんバス(高松市)がJR屋島駅、琴電屋島駅などを経由し、屋島山上まで運ぶシャトルバスを運行している。

高松市と屋島山上で交流拠点「やしまーる」を運営するイースト(東京・千代田)は、2〜3月に屋島山上地区で定員8人の小型自動運転バスの実証調査を実施した。山上の駐車場から屋島スカイウェイの展望場までの往復約2キロを、オペレーターが乗務するレベル2の自動運転で運行した。

利用者からは走行中の安全性を評価する声があった一方、専門家からは乗車定員の少なさや悪天候時の運用などの課題を指摘された。利用者の需要や運行リスクなどを調査し、レベル4の実証調査へ向けて24年度中に関係機関の合意を得る。

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