キックオフミーティングでは国内外の繊維業界の状況や環境規制に関する講演を実施した(10日、上田市)

長野県東部の企業を支援する産学官連携組織、浅間リサーチエクステンションセンター(AREC、上田市)は、全国の繊維・素材企業の新事業を支援するプログラムを始めた。環境規制に対応する技術や製品開発、繊維業界以外の企業との連携による新事業などを想定する。全国の繊維系研究機関と連携し、経営と技術の両面から支援する。

プログラムは経済産業省の「中堅・中核企業の経営力強化支援事業」に採択されている。経産省が地方経済をけん引する「地域未来牽引企業」として認定した企業であることなどが支援を受ける条件。8月をめどに約10社の支援企業を決める予定だ。

ARECとともに企業を支援する機関には信州大学繊維学部ファイバーイノベーション・インキュベーターや京都工芸繊維大学繊維科学センター、金沢工業大学革新複合材料研究開発センターなどのほか石川県繊維協会や福井県繊維協会、HIOKIも集まる。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。