SHIFTが10日発表した2023年9月〜24年5月期の連結決算は、純利益が前年同期比17%減の32億円だった。販売は堅調だったが、ソフトウエア関連の開発案件の稼働率低下やM&A(合併・買収)費用の増加が響いた。投資有価証券評価損も14億円あった。

営業利益は14%減の70億円だった。同社はコンサルタントやプロジェクトマネージャーといった高スキル人材の採用を強化している。順調な採用に対し、案件の獲得が相対的に遅れ稼働率が低下した。システムインテグレーター(SIer)企業のM&Aに伴い関連費用もかさんだ。

売上高は28%増の811億円だった。企業の旺盛なデジタルトランスフォーメーション(DX)需要を取り込み、ソフトウエアのテストサービスやソフト開発サービスなどが好調だった。

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