モスバーガーを運営するモスフードサービスが、日本で長く働ける在留資格「特定技能」を持つ外国人を飲食店に紹介する事業に参入することが4日分かった。紹介先には、人手不足に苦しむ全国のフランチャイズ加盟店をまずは想定しており、将来的には他社も視野に入れている。同社によると、外食事業者が外国人紹介業務を営むのは珍しいという。
従業員不足に直面する外食業界での新たな取り組みとして注目されそうだ。協定を結んでいるベトナムの教育機関で、モスバーガーで働くために必要な接客用語や食材の取り扱い知識を習得してもらい、要望がある加盟店につなぐ。
関係機関に既に事業開始の許可を申請しており、加盟店の需要を把握した上で、来年春には人材を紹介できる見通し。
同社は特定技能制度が始まった2019年から、ベトナムで技能試験の受験や就業を支援。本社や直営店で計37人が働いている。一方、加盟店は個別で採用する必要があり、優秀な人材の見極めや来日後のノウハウの習得が課題だった。
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