鉄道車両の整備職種で外国人の技能実習生を増やす

JR東日本は27日、鉄道車両の整備職種で外国人の技能実習生を増やすと発表した。インドネシアとベトナムから計10人を採用し、車輪まわりの検査やモーターの整備などを任せる。4月にもタイから6人を受け入れた。旧国鉄時代に大量採用された社員が定年退職を迎えるなか、海外人材を増やして人手不足に備える。

9月1日付でインドネシアから6人、10月1日付でベトナムから4人を採用する。外部の機関で研修をした後、東京・品川と福島県郡山市の車両センターで働く。3年間で検査技術などを習得する。

政府は3月末、外国人労働者の在留資格である特定技能の対象に「鉄道」を加えると決めた。技能実習は最長5年の在留資格にとどまる一方、特定技能(2号)に移行すれば上限なく在留できる。JR東は将来の人手不足に対応するため「軌道や車両、電気設備の整備分野で特定技能の人材受け入れに向けた準備も進める」としている。

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