共通ポイント「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティマーケティング(東京・渋谷)が27日に発表した消費の意識調査では、2024年夏のボーナスが前年に比べて増えると回答した人は5割強だった。使い道について聞いたところ、「貯金・預金」と回答した人が11年連続で最多だった。ボーナスが増えても、消費ではなく預貯金に回る金額は少なくないようだ。

ボーナスの使い道で貯金・預金を選んだ人は33.4%で、6%の「旅行(宿泊を伴うもの)」、5.1%の「食品(ふだん食べるもの)」が続いた。貯金・預金を選んだ人の割合が37.1%だった21年以降は減少傾向にあるが、2位以下と20ポイント以上の差がある傾向は変わらない。

使い道で貯金を選んだ人のうち6割がボーナスの半分以上を貯金・預金したいと答えた。貯金の用途としては、「老後の生活の備え」と答えた人が6割で最多だった。次いで多いのが、住宅購入や子どもの学費など将来の消費のためだった。

ボーナスの額については60万円未満の割合が減った一方、60〜100万円の割合が増えた。ボーナスが増える人の方が使い道として旅行を選ぶ人の割合が高かった。

インターネットを通じて5月に「Pontaリサーチ」会員の20代以上の男女3000人に聞いたアンケートをまとめた。

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