コニカミノルタは31日、オフィス向けカラー複合機の新型機を発売すると発表した。チラシや名刺など特殊な印刷物にも対応する。ペーパーレス化が進むなか、用途を広げることで印刷需要を掘り起こす。
新製品名は「bizhub(ビズハブ) C751i Premium」で、6月7日に発売する。本体価格は税別で約542万円。オフィス業務の印刷と、チラシなどの印刷を1台で出来る。環境にも配慮し、印刷時の消費電力も減らした。
印刷会社向けのデジタル印刷機で培った、細かい文字を鮮明に印刷する技術などを複合機に搭載した。小売店の販促用のチラシや建設現場での図面などは、高精細に印刷をする需要があるとみている。
ビジネス機械・情報システム産業協会によると、2023年の複写機・複合機の世界出荷台数は359万台と、新型コロナウイルスの感染拡大前の18年と比べて26%減った。ペーパーレス化や遠隔勤務の普及が逆風となっている。
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