ダイドーグループホールディングス(GHD)は24日、ダイドードリンコとアサヒ飲料が共同出資する自販機運営会社の傘下にある地域子会社2社を2025年1月21日付で統合すると発表した。関東と東海、近畿エリアで展開している自販機を、ダイドー機とアサヒ機で一体運営できるようにする。飲料配送の統合や人員の効率配置につなげる。
ダイドードリンコが66.6%、アサヒグループジャパン子会社のアサヒ飲料が33.4%出資して23年に設立したダイナミックベンディングネットワーク(大阪市)が全国のダイドー系とアサヒ系の自販機を管理している。その傘下の地域子会社6社のうち2社を統合する。
北海道を除く全国でダイドー機を運営する「ダイドービバレッジサービス」が、関東と東海、近畿エリアでアサヒ機を展開する「アサヒ飲料販売」を吸収合併する。合併後の商号は「ダイドーアサヒベンディング」に変更する。東名阪エリアではダイドー機とアサヒ機を1社が一体運営することになる。
ダイドーGHDは「両社が一体化することにより、自販機業界のなかで国内トップクラスの稼働台数を保有するオペレーション会社になる」と説明する。今後はダイドードリンコが持つ人工知能(AI)による自販機管理技術を順次、アサヒ機にも導入していきたい考えだ。
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