JR東日本が都心発着のサイクルトレインを通年で運行するのは初めて(同社提供のイメージ)

JR東日本は6月1日から常磐線の上野駅(東京・台東)〜土浦駅(茨城県土浦市)間で、乗客が列車内に自転車を畳まずそのまま持ち込める「サイクルトレイン」を土休日限定で始める。2023年10〜12月に茨城県などと観光誘客キャンペーンの一環で企画したが、通年化して都内の自転車愛好家らを茨城県内に呼び込む。

普通列車のうち上野駅を午前7時台に出発する2本と、土浦駅を午後5時台に出る2本の各2車両を対象とする。乗降は上野・土浦両駅のみで1車両に自転車の持ち込みは5台まで。専用ウエブサイトで登録と事前予約が必要だが、通常の運賃のみで利用でき、着席などに制約はない。対象車両は一般客も乗車できる。

JR東日本が東京都心を発着点に通年でサイクルトレインを運行するのは初めて。土浦駅は筑波山や周辺観光地に近く、県などが整備した長距離サイクリングコース「つくば霞ケ浦りんりんロード」もあることから需要を見込む。

JR東日本は列車内に自転車を持ち込む際、通常は車体をコンパクトにして袋に入れるよう求める。水戸支社管内では水郡線で、袋への収納が必要ないサイクルトレインを土休日限定で実施している。

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