ホテル「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」が入居する複合ビル(中央)。奥は大阪城(大阪市中央区)

日本経済新聞社と大和ハウス工業が日経旧大阪本社跡地(大阪市中央区)に建設した複合ビルで23日、米ヒルトンが運営するホテル「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」がグランドオープンした。

ホテルは6〜20階に入居し、客室数は373室。レストランのほか屋内プールなども備える。大阪城の北西を流れる川に隣接する立地から、水の都をイメージしたデザインの内装にした。

都市型ブランドの「ダブルツリーbyヒルトン」の開業は大阪府で初めて。同日の式典で、ヒルトンのジョセフ・カイララ日本・韓国・ミクロネシア地区代表は「今後も大阪で事業を拡大していくことを約束する」と力を込めた。ホテル総支配人の前川博之氏も「今後の大阪は土佐堀通を起点に東西で街づくりが発展する。とてもわくわくしている」と話した。

「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」のオープニングセレモニーでテープカットする、ヒルトンのジョセフ・カイララ日本・韓国・ミクロネシア地区代表(右)ら(23日、大阪市中央区)

日経の阪本浩伸副社長は「1977年に本社を構えた思い出深く大切な場所。これからは世界中の人々のくつろぎと交流の拠点としての歴史を刻んでほしい」と祝辞を述べた。

大和ハウスの下西佳典・取締役専務執行役員も「当社として初めての都市型ホテルプロジェクトだ。大阪城公園に近く、春は花、夏は天神祭の花火がある。大阪の魅力がたくさん詰まった場所だ」と期待をにじませた。

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