オフィス家具大手のイトーキは23日、働き方やオフィス環境に関する調査結果を発表した。新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類になってリモートワークが減り、毎日出社する人の割合は8割以上とコロナ禍より前の水準に近づいた。
4月1〜3日にインターネットで調査した。対象は全国の20〜59歳の経営者と正社員で、5359人が回答した。
2020年4月の最初の緊急事態宣言から5類移行までをコロナ禍とした。コロナ禍は毎日出社する人の割合が58.4%だった。5類移行後の23年は73.3%で、今回の調査では80.1%とコロナ禍前の水準(83.2%)に近づいた。1週間のうちリモートワークをする平均日数はコロナ禍の1.20日から、直近は0.56日まで減った。
オフィス環境に満足していると回答した人は37.9%だった。満足度の向上につながるスペースについては「1人で集中するスペース」が83.4%、「個人でリフレッシュできるスペース」が82%だった。
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