ワーナーミュージック・ジャパンは22日、漫画やアニメなどを題材とする音楽制作に参入すると発表した。楽曲制作から広告、販売まで自社でまかなう。世界で人気が高まる日本発コンテンツに絡む楽曲を自社で押さえ、世界に配信できる体制にする。
まずKADOKAWAが展開するメディアミックスプロジェクト「ガールズフィスト!!!! GT」の漫画以外の展開のプロデュースをワーナーが担う。
ガールズフィストは女子高生4人がパンクロックバンドを結成する4コマ漫画が原作だ。声優4人が実際にバンドを組み、音楽配信やライブ活動をしてきた。楽曲、ライブ、ショートアニメなどはワーナーから制作費を出す。楽曲制作は、声優が所属する音楽会社が受託する。
日本のコンテンツが世界で広がり、音楽分野でも売上高の上位にはアニメ発の楽曲が並ぶ。従来ワーナーはアニメ主題歌の提供や楽曲の販売契約などにとどまっていたが、音楽を主体的に制作することにした。アニメの製作委員会への参画なども検討する。
ワーナーで音楽プロデュースを担うエリック・ジュADA本部長は「サブカルチャーやアニメとのタイアップに力を入れる。世界にネットワークを持つワーナーなら、日本のサブカルチャーを次の段階に持っていける」と話した。
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