東芝は同社として初めてDX人材の定義を策定した

東芝は15日、デジタルトランスフォーメーション(DX)人材の定義を策定したと発表した。12種類の役割にDX人材を区分し、役割ごとに必要なスキルを明確にした。4月末時点で国内を中心とした2万5千人の社員がスキルを登録しているといい、新たな知識の習得などに役立ててもらう。

東芝は経済産業省と情報処理推進機構(IPA)の「デジタルスキル標準」などを基に、DX人材の定義を独自につくった。業務のフローごとに「プロダクトマネジャー」や「アプリケーションエンジニア」など12種類の役割を定義し、役割ごとに必要なスキルを明確化した。従業員は社内システムに自身の持つスキルを登録できる。

例えばアプリケーションエンジニアには「スマートフォンアプリの設計・開発」「データベースの設計・構築」を必要なスキルと定めた。東芝は社内のDX人材に対し、新しい役割を担うためにどういったスキルが必要なのか知ってもらい、スキルの深掘りにもつなげてもらいたいという。

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