記者会見するエスライングループ本社の山口嘉彦社長

物流中堅のエスライングループ本社は15日、MBO(経営陣が参加する買収)を実施すると発表した。MBOのため設立した特別持ち株会社がTOB(株式公開買い付け)を行う。買い付け総額は約150億円を見込む。非上場化で物流の2024年問題対応への投資などを柔軟に進める。

株式の買い付け期間は5月16日〜6月26日。買い付け価格は1460円で15日終値を約16%上回る。TOBが成立すれば現在の東証スタンダード市場、名証プレミア市場から上場廃止となる見通し。TOBを行う特別持ち株会社のトモエ(岐阜市)はエスラインGの山口嘉彦社長が100%出資して設立した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。