企業年金は、会社員の福利厚生として、厚生年金に上乗せして支給されるもので、
▽将来の給付額を約束して企業が運用する「確定給付年金」と
▽企業が拠出する掛金を、加入者みずからが運用する「確定拠出年金」に、1700万人余りが加入しています。

いずれも労使の合意に基づいて運用されていますが、運用実績や給付額などの情報は、厚生労働省や加入者に報告されるものの公開はされていません。

厚生労働省は、より効率的に収益を上げてもらおうと、一定の規模以上の企業年金の運用実績を公開し、他社などと比較できるようにする方向で検討を進めていて、加入者の利益になることも期待できるとしています。

今後、公開する内容や方法について議論を進め、来年の通常国会に関連する法案の提出を目指す方針です。

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