「大根だき」は、釈迦が悟りを開いた日を祝う行事で、鎌倉時代に始まったとされ、京都市上京区の千本釈迦堂では、毎年12月7日と8日に行われています。
境内には直径およそ1メートルの大きな釜が用意され、大根が油揚げと一緒に炊き上げられました。
大根を求めて朝から長い行列ができていて、訪れた人たちは湯気の立つおわんを受け取ると、だしがしっかりとしみこんだ大根を早速ほおばり、体を温めながら、無病息災を願っていました。
神奈川県から訪れた70代の男性は「こんなに並ぶとは思いませんでしたが、大根は甘く、体が温まります。来年はもう少し平和な世界になってくれればと思います」と話していました。
京都市の70代の女性は「大根がほくほくしていてとてもおいしいです。毎年来ています。1年がたつのがとても早く感じますが、来年もよい年になってほしいです」と話していました。
千本釈迦堂の「大根だき」は1杯1000円で用意され、8日も午前10時から午後4時まで行われます。
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