石灰が飛散したのは、リニア中央新幹線のトンネル工事のうち、神奈川県川崎市と東京・町田市にかけて設置される「片平非常口」の地上ヤード付近です。

JR東海によりますと、5日午前10時ごろ、近隣の住民から「石灰が飛んできている」と連絡があったことを受け、担当者が影響があった可能性のある住宅40軒余りをまわって確認を進めていて、6日までに「車の窓が汚れた」とか「洗濯ものが白くなった」といった申告が8件寄せられたということです。

現時点では、健康被害などは確認されていないとしています。

JR東海によりますと、たて穴を掘った際に出た土を地上のヤードで石灰と混ぜる作業をしていた際に強風にあおられて飛散したとみられるということで、工事を一時的に中断したものの、現在は石灰を少しずつ混ぜるなどして対応しているということです。

JR東海では「慎重に工事を行うよう、施工会社を指導していく。今後、被害などの申告があれば適切に対処したい」と話していました。

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