秋田市土崎港西のスーパーでは、11月30日の朝、体長およそ1メートルのメスの成獣のクマが店内に侵入し従業員の男性を襲って頭にけがをさせたあと、捕獲されるまで2日余りにわたり店内に居続けました。

スーパーでは、クマに荒らされた加工肉の売り場などを含めて消毒や商品の入れ替えなどを行い7日、1週間ぶりに営業を再開しました。

午前9時の開店とともに、待っていた近所の住民などが入店し、店ににぎわいが戻りました。

客からは、「週4回ほど来ているスーパーなので再開してくれてありがたい」とか、「保育園からもクマに注意するよう言われているので状況が落ち着いてほしい」といった声が聞かれました。

店のある土崎地区では、侵入したクマが捕獲されたあともクマとみられる動物の目撃が3件相次いでいて、警察などが警戒を続けています。

店では、クマが侵入した裏口にクマが嫌がる臭いがついた液体を入れたペットボトルを置いたほかほかの直営店も含め、商品の搬入時以外は裏口のシャッターを閉めることを改めて徹底するということです。

スーパーを運営する「伊徳」の工藤陽文 業務本部長は「営業を再開できてうれしく思っている。これまで以上にクマを含め防犯・防災に気をつけていきたい」と話していました。

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