水俣病患者の言葉や写真、原因となった水銀ヘドロの実物などを展示する「水俣・京都展」が京都市勧業館みやこめっせ(同市左京区)で開催されるのを前に6日、報道陣向けに事前公開された。展覧会は1996年から全国各地で開催。近畿地方では18年ぶりという。7日から22日まで。  主催者は「単なる環境イベントではない。来場者は水俣病被害の深さを目の当たりにする」と話す。  水俣病の歴史や被害について説明するパネルや写真のほか、犠牲者500人の遺影が並ぶ空間も。水俣湾で採取された水銀ヘドロや、汚染された魚が湾外に広がらないよう設置した仕切り網も展示する。

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