反核や平和、人権擁護を推進する報道に贈られる「第30回平和・協同ジャーナリスト基金賞」が発表され、朝日新聞大阪本社社会部の花房吾早子(はなふさあさこ)記者の核兵器廃絶運動に関する一連の報道が奨励賞に選ばれた。贈呈式は7日に東京である。
花房記者は原爆・平和報道を担当。今年3月にビキニ水爆実験から70年を迎えたマーシャル諸島での現地取材や、日本原水爆被害者団体協議会のノーベル平和賞受賞を巡り、被爆者運動の初期に判決が出た原爆裁判に光を当てる報道をしたことが評価された。花房記者は10日にノルウェーのオスロであるノーベル平和賞の授賞式も現地取材班の一員として報じる。
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候補作品74点から、大賞には信濃毎日新聞社報道部取材班の「連載・鍬(くわ)を握る 満蒙開拓からの問い」が選ばれた。奨励賞は花房記者の報道を含む7点が受賞した。
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