秋田 鹿角 30代釣りの男性 クマに襲われてけが

秋田県鹿角市で釣りをしていた30代の男性がクマに襲われてけがをしました。

男性はドクターヘリで病院に搬送されましたが意識はあるということです。

4日午前11時55分ごろ、鹿角市十和田山根の汁毛川で釣りをしていた井川町の30代の男性がクマに襲われてけがをし、みずから警察に通報しました。

警察や消防によりますと、男性は体長1メートルほどのクマ1頭に襲われ、頭や肩、それに手足にけがをしたということです。ドクターヘリで秋田市内の病院に搬送されましたが意識はあるということです。

警察によりますと、ことし秋田県内で発生したクマによる人身被害はこれが初めてだということです。

秋田県内では去年、クマに襲われるなどしてけがをした人が70人と過去最悪となっていて、ことしもクマの目撃件数が例年を大幅に上回っていることから県は4月「ツキノワグマ出没警報」を発表し、警戒するよう呼びかけています。

岩手 駒ヶ岳登山の68歳男性 クマに襲われけが

岩手県金ケ崎町では、登山をしていた男性がクマに襲われてけがをしました。男性は襲われたあと、自力で下山したということです。

警察によりますと、4日午前7時ごろ、金ケ崎町西根にある駒ヶ岳で1人で登山をしていた花巻市の68歳の男性が山道でクマに襲われ、顔をひっかかれるけがをしました。

男性は襲われたあと、自力で下山し、下山中に別の登山者が消防に通報しました。男性はドクターヘリで病院に搬送されましたが命に別状はないということです。

岩手県では3月ごろから各地でクマの目撃が相次いでいて、人が襲われる被害は、今年度これで2件目です。

警察は、冬眠を終えたクマの出没が増えてきたとして「山に入る際は、できるだけ1人で行動せず、音が鳴るものを持参したり、家族に行動計画を伝えたりする対策をしてほしい」と注意を呼びかけています。

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