琵琶湖の固有種でサケの仲間ビワマスを養殖している滋賀県米原市の県醒井養鱒場で、全身が鮮やかなコバルトブルーの個体が育ち、飼育池で公開されている。養鱒場によると、ニジマスやアマゴではごくまれに突然変異で青くなることがあるが、ビワマスで確認したのは初めて。  通常のビワマスは銀色で背中は黒ずんでいるのに対し、2022年秋に生まれた約25万匹の養殖用稚魚の中で、この1匹だけが青かった。現在は30センチほどに成長し、他のビワマス千匹ほどとともに元気に泳いでいる。  桑村邦彦場長は「世界でここでしか見られない青いビワマスで、大切に育てていきたい。ぜひ見に来てほしい」と話した。


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