熊本地震で被災した熊本城の宇土櫓は、天守閣の北西に位置する地上5階、地下1階建ての木造建築物で、崩れた石垣を積み直すために一度解体する作業が21日から始まり、その様子が報道陣に公開されました。

このうち「続櫓(つづきやぐら)」では、作業員がクレーンを使いながら1個当たり数百キロから最大で2トンほどの石を持ち上げ、形状を確認しながら、一つ一つ丁寧に取り外していました。

石垣の解体工事は来年9月まで行われ、宇土櫓は8年後の2032年までに復旧が完了する予定です。

熊本城総合事務所復旧整備課の岩佐康弘 課長は「宇土櫓は城が好きな人にはたまらない形状をしていて、人気があります。しっかりと修復することが非常に大事で、責任の重さを感じています」と話していました。

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