東京メトロは2日、飯田橋駅務管区に所属する20代の男性社員が忘れ物の検索システムを悪用し、持ち主を装って現金計約23万5千円を着服していたと発表した。処分を検討している。

 東京メトロによると、男性社員は4月、勤務時に検索システムで遺失物を調べた上で飯田橋駅にある「お忘れ物総合取扱所」を訪れ、現金約16万円が入った財布を受け取った。身分を証明する際、遺失物として届けられていた他人の免許証を提示していた。

 受け取りの際、うつむいて喜ぶ様子がないことを取扱所の社員が不審に思い、同社がシステムの検索履歴を調査。翌5月、男性社員が着服をしていたことが発覚した。

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