記者会見する木原防衛相=2日午後、防衛省

 木原稔防衛相は2日記者会見し、海上自衛隊のSH60K哨戒ヘリコプター墜落事故で見合わせていた同型機の訓練飛行を3日から再開すると明らかにした。フライトレコーダー(飛行記録装置)の解析で、事故前の飛行状況と機体に異常を示すデータが確認されなかったためとしている。

 木原氏は2機の飛行記録装置に同じ時刻、同じ場所で「急激かつ大きな衝撃の発生が記録されており、衝突により墜落したと判明した」と説明。衝突の恐れがない1機での訓練飛行を再開するとした。

 事故は4月20日深夜に伊豆諸島の鳥島東方海域で発生。海自は任務を除く訓練飛行を見合わせていた。

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