全国から公募した「第46回東京書作展」(東京新聞主催、文化庁・東京都後援)の表彰式が19日、東京・上野の東天紅で開かれた。

内閣総理大臣賞と東京書作展大賞を受賞する根本春晶さん=東京都台東区の東天紅で(市川和宏撮影)

 一般・依嘱(いしょく)の部に寄せられた計1101点の作品から、千葉県柏市の根本春晶(しゅんしょう)さん(54)が最高賞の内閣総理大臣賞・東京書作展大賞を受賞し、清水孝幸・東京新聞事業局長から賞状と100万円などが贈られた。根本さんは「書道塾の仕事や家事の合間をぬって、一筆一筆、丁寧に書いた。大きな賞に驕(おご)ることなく初心にかえり、書に真摯(しんし)に向き合い勉強を続けていきたい」と今後への思いを語った。  準大賞の文部科学大臣賞は東京都港区の真野藤仙(とうせん)さん、東京都知事賞は新潟県弥彦村の忠地九華(きゅうか)さんがそれぞれ受賞し、賞状、副賞などが贈られた。  今回の入賞・入選作品のほか、審査会員らの作品計654点が24日まで、東京・上野の東京都美術館で展示されている。入場料は一般・大学生500円、高校生以下は無料。

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