亡くなった三笠宮妃百合子さまを悼み、記帳する人たち(16日午前、東京都港区の赤坂御用地)=代表撮影

亡くなられた三笠宮妃百合子さまを悼む一般向けの弔問記帳が16日午前、赤坂御用地(東京・元赤坂)内にある三笠宮邸内で始まった。大正から令和まで激動の時代を生き抜かれた百合子さまをしのび、開始直後から記帳者が相次いだ。

記帳する人の中に、宮邸に向かって立ち止まり、深々と一礼する姿も多く見られた。

百合子さまや皇族方が関わられる日米交流団体で会長を務めていたという港区の女性(68)は「本当にお優しい方だった。長年の感謝の気持ちを込めて記帳した」と話した。

千葉県浦安市から来た70代の女性は「いつもにこやかな素敵(すてき)な方だった」と百合子さまをしのんだ。百合子さまがお子さま方に相次ぎ先立たれたことに触れ「私に同じことがあったら精神的にダメージを受けると思うのに、そういったところを表に出されなかったのが印象に残っている」と述べた。

一般向け記帳は午前9時から午後7時まで受け付ける。記帳者は南門から徒歩で入り、同門から退出する。宮内庁によると、当分の間、続けられる。

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