厚生労働省と文部科学省は、来年春に卒業する予定の大学生の就職活動の状況について全国の62の大学合わせて4770人を抽出して調査しました。
それによりますと就職内定率は先月1日時点で72.9%となり、去年の同じ時期を1.9ポイント下回りました。
10月の時点の内定率が前の年を下回るのは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響などを受けた令和2年以来、4年ぶりです。
男女別では、男性は71.5%で去年より2.4ポイント、女性は74.5%で去年より1.3ポイント、いずれも低くなりました。
複数の企業から内定を得ている学生の場合、どこか1社に絞らなければこの内定率には反映されないため、厚生労働省は「売手市場で就職先を決めかねている学生がいるのでは」と分析しています。
一方で、内定が決まっていない学生もいるため厚生労働省は大学などと連携して就職支援に取り組むことにしています。
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