厚労省=東京・霞が関

 美容医療の適切な実施に関する厚生労働省の検討会は13日、クリニックなどを対象に安全管理措置の状況を年1回、自治体に定期報告させることを盛り込んだ報告書案を議論した。了承すれば、同省は年内にも正式な対策としてまとめる。

 報告書案は、美容医療を巡る健康被害や料金などに関する相談が増加しているのを踏まえ、課題を提示。患者の個人的要望や医師の技量などによっては合併症や後遺症のリスクもあるとし、脱毛や皮膚のたるみ改善といった自由診療が多いため、保険診療に比べ行政による指導・監査の範囲が限定されているとした。

 対応策として医療機関が定期報告する仕組みの導入を提案した。

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