名古屋市では先月、戦時中に投下されたとみられる重さ250キロのアメリカ製の不発弾が、中区と東区の工事現場で相次いで見つかりました。

このうち、中区でみつかった不発弾は今月30日に自衛隊が撤去することになっていて、12日夜、付近の住民を対象にした区の説明会が行われ、17人が参加しました。

当日は半径200メートルほどの範囲の住民、およそ2000人が避難する予定で、区の担当者は避難の開始と終了の連絡は広報用の車で行うなどとしたうえで「高齢の方がいたら声をかけてほしい」と呼びかけていました。

参加した住民からは「作業が夜間までかかる可能性はあるのか」などといった質問が出ていました。

自衛隊の撤去作業は午前10時から始まり、終了時間は不発弾の状態によって変わるとしていますが、去年市内で行われたケースでは信管の除去に2時間ほどかかったということです。

参加した50代の女性は「自宅から近い場所で不発弾が見つかったと聞いて心配になりました。早く安全に処理してほしいです」と話していました。

中区総務課の近藤芳徳課長は「関係機関と情報を共有して、住民の方の避難を円滑に進められるようにしたい」と話していました。

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